薔薇と白鳥 〜光くんの本気〜 ①
東京グローブ座で上演中の舞台「薔薇と白鳥」を観劇してきました。
可愛いと、いとおしいと、かっこいいと、苦しいが混在しすぎて、終わってみれば息をし忘れたと思うレベルに圧倒される。
思ったことは、ああ八乙女担でよかった。
そんな感じでした。語彙力の無さが憎い。
ここからは、観劇で感じた個人的に印象に残ったポイントを書き連ねていきます。
ちょっぴり誰がどうとか、宗教的にこうとか間違ってるかもしれません。なにせ光くんのお顔を見ることに集中しすぎた。反省。
(以下盛大なネタバレを含みますので、ご覧になりたくない方はUターンお願い致します。)
舞台は、エリザベス女王統治下、カトリックが弾圧を受ける16世紀末の英国。
光くん演じるクリストファー・マーロウ(キッド)の登場は、転がり込んでいる、ジョーンのお家からスタート。
英国一の俳優、エドワード・アレン(ネッド)とジョーンがよろしくやってるところに、キッドがばたばたと帰宅してきます。
(ここで光くんお気に入りのジョーンの台詞が登場)
慌ててお金を探している様子のキッド。大金20ポンドがないと殺されちゃうみたい。
この時点でもうアイドル八乙女光ではなく、そこにいるのは眉間にしわを寄せ、お金を漁るクズっぽいマーロウすぎてびっくりする。
そこに、キッドと牢獄で知り合ったというヤバそうな2人組が訪ねてきます。
なにやら、ニセ金製造機を売ったのに、その代金をニセ金で払ったとか。ひどい、酷すぎる!
光くん、めちゃくちゃクズの役だから適当なこと言うんだけど、それがめっちゃ可愛い。
英国一の俳優ネッドのお陰で、借金返済を明日の朝まで伸ばしてもらえたキッド。
場面は劇場へ転換。
佐藤B作さん演じる、劇場主のヘンズロウに、脚本書くからお金を前借りさせてくれ!と頼むも一蹴されてしまいます。
さらに、今日は新人教育で忙しいらしいと。
キッドが大根役者を罵倒して追い出しちゃったからみたい。奔放なクズ設定なんですよね光くん。
ヘンズロウから「今上映中のストレンジ卿劇団のストレンジ卿から呼び出しだよ」と言われ、金が手に入ると大喜びのキッド(超可愛い)、一目散に駆け出します。
ここで雄也演じるシェークスピア登場。
天才的な記憶力で、与えられた台本の全台詞を覚えて披露。
ここ、雄也さんの声がめちゃくちゃいい。
あと人懐っこさが滲み出てる!引き込まれる!
場面転換して、ストレンジ卿のお屋敷へ。
本人に会えると思ったら、側近的な人しかいなくってキッドがっかり。
(「ストレンジ卿本人じゃないんだぁ…」っていじいじするキッドに、ほんの一瞬だけ光くんが戻ってくる。ここ、ほんっとうに可愛い。めちゃくちゃに可愛い。何度も言うけどまじでやばい。ぜひ見てください。)
ストレンジ卿のお願いは、「エリザベス女王謁見の芝居を新人に書かせたいから、その教育担当をお願いする」というもの。
最初はなんでだよ!と反発するキッドだけど、
その報酬が、あの2人組に支払わないといけない20ポンドぴったり。渋々引き受けることに。
(「びぎゔげよう…」て嫌そうに言うキッドが可愛いすぎて飛び跳ねる勢い)
側近の
「その新人の名は、ウィリアム・シェークスピア」
の言葉で場面が転換。ここ、この台詞ほんっとにめちゃくちゃキマっててかっこいい。
そのまんまキッドはジョーンのもとへ(という場面)。
「なあジョーン、どう思う?(怒)」
っていう光くん(キッド)の台詞。
私たぶんこの台詞が、言い方が1番好きです。
自分でなんでもやっちゃいそうな自由人キッドが、気だるそうにジョーンに相談しちゃう。そんなギャップがありえないほどかわいくて母性をくすぐる。こういうことかなほんと母性って、もう頭わしゃーーってしたい、って感じ。
いつもお金に困ってて、喧嘩っ早くて、人を罵るのが大得意なクリストファー・マーロウ。
心底クズ!みたいな役かと思いきや、随所に喜んだり拗ねたり、怒ったり笑ったり、そんな人間味が溢れててとにかくころころ変わる表情が魅力的!
難しい役だろうに、全力でこなす光くんが眩しくて眩しくてキラキラしていて、でもそこにいるのはアイドル八乙女光では全然なくて。
ああこんな時間が一生続いたらいいのに………
そんな想いでグローブ座の舞台を見つめてました。
まだまだ続きます。